バーンセーンの魅力を活かしたBUUICとの共同研究と学生交流
2025年3月、私はタイのバーンセーンにあるブラパー大学国際学部(BUUIC)を訪問し、今後の研究および学生交流の連携について議論を行いました。ブラパー大学は、タイ国内で最も歴史のある国立大学の一つであり、研究と教育において高い評価を受けています。その中でも、BUUICは、ブラパー大学の国際的な学部として、英語による教育プログラムを提供しており、特に経営学分野に力を入れています。キャンパスは、バンコクから車で約1時間半の距離にあり、美しいビーチが広がるバーンセーン地域に位置しています。
バーンセーン地域と日本との関係
バーンセーン地域は、観光業、漁業、農業などの産業が発展しており、特に観光業とホスピタリティ産業が盛んです。また、近隣のシラチャやアマタナコン工業団地には、多くの日系企業が進出しており、日本との経済的な結びつきが強い地域でもあります。そのため、日本人駐在員が多く、ビジネス環境としても非常に魅力的な地域です。
サービスラーニングを活用した実践的な学習
BUUICの経営学部では、バーンセーン地域の特徴を活かしたサービスラーニングを積極的に取り入れています。観光業、地元の漁業・農業、さらには日系企業との連携を通じて、学生は実際のビジネス環境で学びながら、地域の課題解決に取り組んでいます。
これらのプログラムでは、イノベーションの推進や伝統産業の活性化など、さまざまなテーマが扱われており、学生が主体的にプロジェクトに関与する機会が豊富にあります。また、BUUICはシンガポール国立大学(NUS)とも連携し、サービスラーニングを通じたプロジェクト開発の講義を共同で開催しています。
今後の共同研究と学生交流
今回の訪問を通じて、私たちは、起業家教育の効果をテーマとした共同研究を進める可能性について話し合いました。サービスラーニングを活用した実践的な教育が、どのように学生の起業家精神やビジネススキルの向上につながるのかを検証することを目的としています。
また、学生交流の面でも、BUUICの多文化環境を活かし、日本の学生とタイの学生が共に学び、協力するプログラムを構築することを目指しています。BUUICのリラックスした環境の中で、学生は落ち着いて学ぶことができるだけでなく、観光業、漁業、農業、工業といった多様な産業を観察する機会にも恵まれています。今後、積極的に協力して、実践的なビジネス教育の発展に寄与していきたいと考えています。